inagiri

戯言つらつら。

砂沙美☆魔法少女クラブ-シーズン1-

以下の文章は読む人のことを考えない文章であったり、聞いてもない自分語りが多く含まれます。ご了承下さい。

 ちょうどさっきシーズン1を最初から最後まで観直したので感想を書こうかなと。カテゴリーのところに「アニメ・ゲーム感想」の欄を作ったのでまた他の作品を消化した際には随時書いていこうと思います。

 

タイトルにもあるアニメは、2006年4月~同年7月の間に放送されていたもの(シーズン1)。およそ10年以上前で、筆者は当時小6くらいだった。時の流れとはなんとも早い…。

 

 

あらすじ

砂沙美は、魔法が使えるいわゆる魔法少女だが、父親との約束でそのことは隠している。ある日、砂沙美は、転校生で未だクラスに馴染めない美紗緒を料理クラブに誘うのだが、ひょんなことから、異空間へと飛ばされてしまう。そこで、美紗緒の過去が映し出された。彼女は、前の学校で魔法が使えることから虐められていたのだ。それを見た砂沙美は、父親との約束を破り、彼女の前で魔法を使って見せた。(Wikipediaより)

 

だいたいこんな感じのあらすじ。

このアニメ、普通の魔法少女ものと比べて違う点が多々ある。書き出してみると

  • 魔法を使ってのバトル演出は重きに置かれておらず、勝敗で事態が転化することがない
  • お約束とも言える魔法少女への変身シーンがない(衣装に着替えるだけ)
  • メインのキャラ5人の声優が全員子役

こんなところ。

最後の1つはアニメ全体で見ても珍しいかもしれないが。このアニメの難点に「子役の声優が棒」との意見があるが、自分は正直気にならなかった。むしろ年相応のあどけなさとかが残って個人的に好きだった(変な意味じゃなく)。

 

ネタバレになりすぎない程度でこのアニメの個人的に良かった点、悪かった点を。

 

【悪かった点】

  • 真琴、杏莉の掘り下げ不足

砂沙美、美紗緒、司の三人はよく描写されていたと思うが、この二人がメインのエピソードがやっぱり少なかった気がする。というか全体的に真琴は結構不遇な扱いだったと思う。OPの最初とかそうだし(あそこめちゃくちゃ好きだけど)。

  • 崩壊気味な作画(主に11話)

これに関しては観てもらえば。ここのお話(脚本)はかなり良かっただけに非常に惜しい…。10年前の作画の水準とかはなかなか分からないけど、他のお話は特に問題ないかな。

 

【良かった点】

  • 音楽

魔女の世界に行った際に流れる「大地の歌」を筆頭に素敵な曲ばかり。日常世界パートと魔女の世界パートで曲調や雰囲気がガラッと変わるのでそこのギャップが良い。OPとEDの曲も大好き。何回も聴いた。

魔法少女以外の大人の人たち(鷲羽先生、大門、銀次、司の父など)の描写がしっかりあった。鷲羽は特に9話で先生らしいかっこいいとこが見られたし、銀次は物語全体を通して親バカなところ、父としての苦悩や本気で砂沙美を心配する場面がよく描かれていたので良かったと思う。

  • 美紗緒の描写

物語全体を通して砂沙美と、7,12話では猿田との絡み、8話ではクラスメート2人との絡みと、登場人物の中でも一番丁寧に掘り下げられていたと思う。いろんな人たちとの交流を経て、13話でクラブの5人を一つにまとめたシーンを観ると成長したんだなと…。のちのちの展開(シーズン2)を見据えてたくさん描写があったのは良かったなと思った。

  •  かわいい

登場人物みんな愛おしいです。

 

好きなお話

【第6話「星空ダンス」】

物語としても重要なこともあってか、6話の砂沙美とアミターヴのシーンはシーズン1で一番力が入っていたと思う。幻想的な雰囲気が前面に出ていてとても素敵。大人の砂沙美ちゃん綺麗。

 

【第10話「魔法少女の弟子」】

涙腺にくる回。ラストの想い薬のシーンとかもそうだけど、個人的には司と司父が厚揚げを食べてるシーンがグッと来た。分かりませんかね、これ。

 

【第12,13話「魔法少女大会・ざわざわ編、きらきら編」】

 砂沙美、美紗緒の描写をしっかりしつつ、5人ともしっかり見せ場があった回(花を咲かせるシーンとか)。放送当時はいきなり最終話(13話)を観たけれど、5人がそれぞれどういうキャラクターなのかがすんなり伝わっていたんだなと思う(10年前なので記憶が曖昧だけども)。

 

f:id:ichiro16n:20171104210413p:plain

砂沙美ちゃん。私服でも普通に魔法使えたりするので、着替えることもそこまで頻繁にないけど好きです、デザインとか。

 

 シーズン1は観終わってついこの間シーズン2のDVDも手に入ったので、ぼちぼち観ていこうかなと思う。全部終わったらまた今回みたいなレビューを書く予定(恐らく)。